今年の9月にスロープが解放された阿武川ダム。

現在は2年間の試験開放という流れで利用出来ていますが、末長く利用していくには厳しい状況が続いています。

今以上に数字的にも大きく盛り上がり、なおかつ釣り人の潔白を証明しない限り温かく受け入れられることはないように感じています。

それは阿武川ダムにとどまらず、山口県におけるバスフィッシングの未来にかかわる話でもあります。

しかし今年に入って阿武川ダムを仕切り直して頂いたにもかかわらず度重なるルール違反や器物破損が繰り返されている現状故に、阿武川ダムを健全に利用しているアングラーも同じ仲間として見られているのが今の実態です。

どこの誰なのかも全く分からないし、本当に極々一部の利用者に全体が迷惑しています。

そこで「バス釣り愛好家=犯罪者予備軍」という極度な偏見をまずはフラットに戻すところが初めの第1歩になります。

 

そして現在、多くの利用者が阿武川ダムにおける快適度を維持したいと強く願っているような話を耳にします。

「利用者が多くなると利便性が悪くなる」

「たくさんのアングラーが訪れてフィールドへのダメージが増える」

そういったネガティブな声が多くの地元アングラーから聞こえてくるように感じています。

もちろんそれはフィールドを大切にしていれば真っ当な意見であり、風土の違うアングラーや新しいルールを受け入れるのに時間がかかるのも当然なことだと思います。

しかしながら山口県においてのバスフィッシングの立ち位置は非常に厳しい状況です。

周辺各県においても、広島県(江の川水系)、佐賀県(北山湖を除く)、鳥取県はリリース禁止、福岡県ではダム湖でのボートの利用が禁止されています。

このまま時代の波に呑まれてしまえば山口でも何らかの条例の制約を受けてしまうことは容易に想像出来ます。

そんな現状維持すら困難な状態で今年、西日本最大級のフィールドが解放された事はほぼ奇跡に近い状況です。

おそらくバスフィッシングを地域に根強く残す最後のチャンスかと思います。

このプロジェクトの成功のために日々尽力されている行政の方々には本当に頭が上がらないし、バス釣りに人生を賭けていながら何も出来ていない自分が本当に悔しいです。

釣り人はどこまでいっても釣り人、所詮利用者に過ぎない存在。

それでも何か少しでも力添えが出来ればと思い、出来る限り阿武川ダムに足を運んで1人のアングラーとして今後も阿武川の魅力を周知し続けていくつもりです。

そしてまずは極一部の非常識な利用者にとって居心地の悪くなる環境にすることが私は大切だと考えています。

これは釣り人にしか出来ない役割です。

1人でも多くの健全なアングラーに利用して頂く事が地域やバスフィッシングの未来にとってプラスになると私は確信しています。

ご賛同頂ける方は周知、ご協力して頂けると嬉しいです。

今以上にポジティブな意見を発信するアングラーが増えることを心の底から願っています。

一緒にバスフィッシングを盛り上げていきましょう!

 

 

阿武川ダム未明