今日は一日スタッフさんの棚卸し作業を見学していました。

弊社で経理を担当してもらっているスタッフさんは2か月目くらいになるのですが、かなり仕事に慣れてきたなぁといった感想でした。

棚卸しは毎週月曜日にするように決めていて、フルフィルメント倉庫の在庫リストのダウンロード、事務所保管の在庫の実数確認、楽天/ヤフーの専売在庫の個数確認および個数調整(楽天の方が売れるので3:1の割合に振り分け直す)、1ヵ月以上保有している商品のリスト化、あたりを毎週やってもらっています。

この中でも1ヵ月以上保有している商品のリスト化はかなり重要な作業だと個人的には受け止めています。

これは事業融資を受ける前からやっている習慣で、在庫を持ちすぎないための必須作業とも言えます。

同業者による値下がりに関しては再び値上がってくることが多いので、長期で在庫を保有することで損切りを防ぐことが出来ます。

そのため事業融資などを受けるとある程度の資金力があるので、ついつい利益率を重視して在庫をたくさん抱えてしまう傾向にあります。

この方が一見良さそうなのですが売上が上がりにくい傾向があるので、物販=資金力=事業融資という側面で考えると大きな機会ロスだったりします。

そこで今日はこのブログを書く過程で面白いことを思いついたのでエクセルで試算してみました。

 

前提条件①

例えば見込み利益率20%の商品を300万仕入れたとします。

在庫のうち、当月売った時の利益率が20%の商品が1/3(100万円)、10%の商品が1/3(300万円)、0%の商品が1/3(300万円)とします。

1ヵ月寝かすと10%ずつ利益率が上昇し、利益率の上限は仕入れ当初の見込みと同じ20%とします。

手数料と送料はそれぞれ売上の10%で計算します。

諸経費無視の売上金は全額即入金とし、前月の銀行残高を全額翌月の仕入れに回すと仮定します。

 

この条件で下記の2パターンの販売方法を比較してみました。

パターン①

利益率20%の商品だけ販売した場合

パターン②

毎月全て売り切った場合

 

そしてその結果が下記のようなデータになります。

 

 

全部売った場合の月の利益率は平均より少し高い約11%になって、売上が1年間でパターン①の約2倍近い91.7%アップというデータになりました。

粗利益の総額は1年間で5%くらいしか変わりませんが金融機関の印象はかなり変わりそうです。

ちなみにパターン①で決算時期に在庫をすべて利益率10%もしくは0%売った場合の総粗利は、パターン②より1年間で約9500円多いというデータになりました。

まぁ現実には毎月在庫0なんて考えにくいし、仕入額が毎月2倍以上の差があるので様々なリスクを背負うようになります。

 

 

で、次に同じ10%ずつの3段階の利益率を-10%→0%→10%にしたパターンを用意してみました。

前提条件は次の通りです。

前提条件②

例えば見込み利益率10%の商品を300万仕入れたとします。

在庫のうち、当月売った時の利益率が-10%の商品が1/3(100万円)、0%の商品が1/3(300万円)、10%の商品が1/3(300万円)とします。

1ヵ月寝かすと10%ずつ利益率が上昇し、利益率の上限は仕入れ当初の見込みと同じ10%とします。

手数料と送料はそれぞれ売上の10%で計算します。

諸経費無視の売上金は全額即入金とし、前月の銀行残高を全額翌月の仕入れに回すと仮定します。

 

この条件で下記の2パターンの販売方法を比較してみました。

パターン①

利益率10%の商品だけ販売した場合

パターン②

毎月全て売り切った場合

 

そしてその結果が下記のようなデータになります。

 

 

今度はパターン②の利益率が1%未満とお金が残らな過ぎてヤバい結果になりましたw

赤字の即売りはヤバいですね。

ただ、現実には寝かせたのにほぼ価格が戻らずに赤字で損切という地獄のようなパターンがわりと存在するので、赤字の即売りが悪いとは言えません。

 

ちなみにこの前提条件②のパターン①。

楽天ポイントせどりなんかではわりとリアルな数値だなぁと思ったりします。

もちろん実際には300万円の在庫を持った状態で始めたり、そんな仕入れスキルのある状態で始めることはありませんが、手持ち資金があれば1ヵ月~2か月寝かせて毎月10%以上の利益率をキープし続けるというのはかなり現実的です。

このペースって私自身と比較してもかなりゆっくりなんですが、3期目の年商は何気に1.8億まで増え、4期目に年商4億超え、5期目に年商9億超えの粗利益9千万強のペースになります。

今からでも全然実現可能な数値なので少し勇気が湧きました。

なんだかんだ試算表を用いた長期的な計画って大切だなぁと改めて思った1日でした。

それでは今日はこのあたりで。