そういえば先日、開幕戦の練習で開催地の福岡県遠賀川に行ってきました。

2019シーズンは年間5試合のほぼすべての大会で7日~10日間の練習をしていましたが、今年の開幕戦は2日間だけで直前の練習を迎えることになります。

ちなみに大会は2日間の予選と予選上位30名(60名中)が進める決勝1日の計3日間で行われます。

そして大会を迎えるにあたり、オフリミットと呼ばれる練習禁止期間が予選初日(金曜日)の3日前(火曜日)から12日前までの約2週間ほど設けられており、オフリミット前の練習をプリプラクティス(通称プリプラ)、大会初日の前日と前々日の水~木曜日の2日間の練習のことを公式練習と呼んでいます。

で、今回は通常1~2週間程度行うプリプラクティスを2日間で切り上げたことになります。

以前は練習出来るなら出来るだけする!

がモットーだったのですが、

1年目の成績の振るわなさからも、少し違うなぁと思ってスケジュールを減らしました。

単純に仕事の兼ね合いもありますが、練習のしすぎはカラダにも機材にも負担がかかるだけで最善ではないなと思ったのが1年間を終えての反省です。

特に自分のイメージが練習中にハマり切ったときは最悪で、正直そのあとは何をしていいのか分からなくなるほど困惑してしてしまいます。

思い通りの大きさやコンディション(体系)の魚が釣れてしまうので、それ以上にやるとネガティブなイメージが増えるんですよね。。。

大会本番中にその時と同じ状態を再現できることはほぼ100%ないので、良かった時の釣り方の退き際を過ってしまって大半が散々な結果で終わるハメになりました。

上手くいけば上手くいくほどより最適化を求めて視野が狭くなってしまう傾向があるので、専用のタックルの必要性をいくつも感じ始めたときはすでに頭上に死兆星が光っていますw

こうやって客観的に見ていればそんなの当たり前だと思える話ですが、いざ競技モードに入ると全く周りが見えなくなってしまうので非常に困ったものです。

 

そこであるとき、集中力を上げることにこだわっていた本来の目的について考えてみたことがあります。

分かっているけどなかなか出来ない。。。

というのは誰しも経験のあることだと思いますが、

なかなか出来ない理由というのはいつも決まって100%「やりたくないから」という理由一択です。

その根拠として「やるための段取り」を考えるよりも「出来ない理由」を人は率先して考えます。

もちろん、どれだけその目的に向かうことを最優先しても実行できないときはありますが、そのケースは非常に稀です。

なぜなら多くの人にとって身内の不幸というのは突然やってきますが、どうしてもお通夜やお葬式に参加できないということは稀だからです。

つまりやろうと思えば出来るけど、「(自分の価値観とは吊り合わないからそこまでして)やりたくない」というのが本音です。

そして、建て前として「出来なくても仕方ない」と相手に思ってもらえるような原因を探すことに人は注力します。

このように人は向き合わなければいけない「真の課題(=目的のための段取り)」には向き合わず、「嘘の課題(=目的に向かえない理由探し)」を作り上げてその課題をこなすことに注力してしまう傾向があります。

また、こういったことを面と向かって相手に伝えると、高い確率で「それは極論すぎる」とか「生死を引き合いに出すな」とかけっこう怒られたりするのですが、怒りという感情を使う行為もまた、それ以上自分が傷つかないために相手の言動を止めることを目的に行使しています。

人は心が壊れてしまわないように誰しもが無意識に「嘘の課題」を作ったり「感情」という自己防衛本能を働かせています。

しかし、本当に課題と向き合うのであれば感情に身を任せていても本来の目的には近づけません。

本来の目的を達成するためのに必要な「真の課題」を明確にし、自分を守るために作った「嘘の課題」と向き合うことから方向転換しなければなりません。

 

そこで私の話に戻って本来の目的に対する「真の課題」と、2019年に実際に向き合っていた「嘘の課題」とそれを無意識に作った「自分の守るための目的」を整理してみます。

まず本来の目的から。

これはシンプルに「時間内に可能な限りウエイト(5匹の総重量)を上げて帰着する」こと。

そしてそれを成し遂げるために「多くの情報を拾って最適な選択を冷静に実行するにはどうするか?」というのが本来の課題ですが、私が作り上げた嘘の課題は「なるべく選択肢を狭めて集中する」ことでした。

また、「多くの情報を拾って最適な選択を冷静に実行するにはどうするか?」という課題と向き合った方がより目的に近づけるとわかっていたにも関わらず、真逆の「なるべく選択肢を狭めて集中する」という嘘の課題を作り上げた目的は「不安からの逃避」に他なりません。

集中しなければ不可能な操作を自分に要求することで、あらゆる情報などの不安材料を遮断することが可能になります。

他の選手はたくさん釣っている、なんて情報は最悪ですからね。

帰着時間が迫って不安がピークに到達したときに、集中力を上げて一発逆転のフルスイングを発動してしまう理由も同じことが言えます。

そして、私が「不安」という感情を使っていた目的についても踏み込んでいきます。

正直認めたくはないですが、事実なのでこの際はっきりと文章にしておきます。

それは「冷静に物事を判断できなくて実力が発揮できなかった。」という言い訳をすることが目的だったと考えています。

TOP50という環境で自分の実力が目に見えてほかの選手より劣っているのを感じていながら、これまでの費やしてきた時間やお金や情熱が全て無益なものだったのではないか?と疑うことすらしたくなくて、その感情を無意識に使っていたのだと思います。

現実ってあまりに厳しいですよね。

これまで人生をかけて磨き上げてきた技術に実は大きな差があったことも、無意識に自分が自分のパフォーマンスに制限をかけて自分を守っていたことも、何一つ受け入れたくなかったけどすべて事実なんですよね。

ただ、このすべてを論理的に受け入れることが出来た昨年の1年間という空白は非常に大きかったと思います。

 

そしてここからが大切なのが「これからどうするか?」

つまり今後の目標になります。

とりあえず釣りに関しては言わずもながら「TOP50年間優勝」に他なりません。

とはいえ、今は目標からまだ遠すぎて具体的な課題が全くイメージできていないので、とりあえず具体的な課題がハッキリするまで継続し続ける以外に立てられる目標がありません。

というわけで、もう少し具体的な目標を設定するためにより近い2021年の具体的な目標を決めたいと思います。

これはシンプルに「残留して来年もTOP50を続けること」

これだけです。

「すべてにおいて2021年のTOP50の年間優勝を獲得することを最優先にする」というライフスタイルを選ぶことは、今はリスクが高すぎると判断しているので、現状のスキルと環境を冷静に分析するとこの目標が正直精一杯です。

だからそういったライフスタイルをとっている選手に釣果が及ばなくても無駄に消耗する必要はないし、去年1年かけて作り上げた長期的にTOP50に挑戦できる時間とお金を生み出せる今の環境を現状以上で維持することと、来年もTOP50に残留可能な年間成績上位6割以上で終えることが2021年の最優先課題だと考えています。

そして今自分の持っているスキルであれば、多少運が味方しなくてもこの目標達成は可能だと思っています。

上手くいかなくて迷ったときは都度この目標に向かって最善と思える選択を2021年は考えていきたいと思います。

これまで感情を使ったり、嘘の課題を作り上げて現実逃避してきたことが分かったので、今シーズンはこの受け入れたくない本当の課題と向き合いながら全力でチャレンジしていきたいと思います。

2021年3月現在は現状がしっかり理解できて地に足がついている感じがしてるので、目標設定も適度な難易度と方向性に決まったと思っています。

今年も高い確率でもう一歩前に進めそうです。

TOP50で戦うために身に付けた能力で起業して経営者になって、今度は事業を拡大するために身に付けた経営者的思考でTOP50に臨めるという非常に面白い状態です。

仕事の方の目標は、来年マスターズも掛け持ちできるくらい利益と時間的自由が作れる仕組みを1年かけて作ることですかね。

コツコツ経験を積み上げていって、万全の状態でTOP50の年間優勝を必ず獲りに行きます!

バスプロのパフォーマンスのピークが30代半ばといわれれる理由がここ最近マジでよく分かった気がしますw